「砂糖」について考える

今日は3月10日です。「今日はなんの日?」で調べてみたら様々な記念日が上がりましたが、今はあまり重い話題について考えたくなかったので、シンプルに「砂糖の日」をピックアップしてみたいと思います。
「さ(3)とう(10)」の語呂合わせから来ているそうです。まんまですね笑。

調べてみると、砂糖の歴史として残っている記述は紀元前6世紀から。古代インドでサトウキビから生産され、医薬用と思われる製造について書物に記されています。
中性ヨーロッパでも砂糖は「薬」として、結核の治療などに用いられていたんだとか。
日本には、奈良時代にあの鑑真から持ち込まれ、これも貴重な薬として扱われており、室町時代に貴族や武士の間で茶の湯が流行したことで和菓子が発達。現在のように羊羮や饅頭などのお菓子の原料として楽しまれるようになってきたそうです。

抗生物質など無い時代、砂糖はどれほど病気等で弱った身体を元気にしてくれたことでしょう。
普段は自分はブラックコーヒーしか飲みませんが、ものすごく疲れている時には砂糖入りのカフェラテが五臓六腑に染みてエネルギーが湧きます。
仕事で集中したい時にも、良く「脳に糖分補給!」と言いながらラムネを食べていますしね。

砂糖が貴重だった時代にはどれほどありがたい存在だったか…そんな古代人からの念というかDNAが遥かなる時をかけて受け継がれ、砂糖製品が世に溢れている今でも、人は本能的に糖分を欲してしまうのでしょうね。
食べ過ぎは良くないとわかっていても、ついつい手が伸びてしまう!?
もしも糖分の摂り過ぎで健康を害する人のほうが増える時代が永続的に続いたら、いつしか糖分を美味しく感じない人類に変化していくのでしょうか。
それとも、こんな飽食の馬鹿げた時代はすぐに終わりが来るのでしょうか。(あっ、重い話題になってしまった…笑)

自分は普段はそれほど甘いものは食べませんが、
そもそもスイーツじゃなくても、料理に隠し味としても広く使われていますよね。
甘いものは苦手でも、砂糖をまったく摂取しないという人は、なかなかいないのではないでしょうか。

スーパーなどで砂糖売り場を見ても様々な種類があるけれど、自分は違いが良くわかっておらず…この機会にそれぞれの特徴や用途を調べてみました!

1. 上白糖(じょうはくとう)
特徴: 日本で最も一般的に使われる砂糖で、精製度が高く、白くて細かい粒が特徴です。
用途: お菓子作りや料理、飲み物の甘味付けに広く使用されます。溶けやすく、使いやすいのが魅力です。

2. グラニュー糖
特徴: 上白糖よりも粒が大きく、さらさらとした質感があります。精製度が高く、白色です。
用途: ケーキやクッキーなどの焼き菓子、飲み物の甘味付けに使われます。特に、泡立てる際に使うと良い結果が得られます。

3. 黒糖(こくとう)
特徴: サトウキビの汁を煮詰めて作られ、ミネラルやビタミンが豊富です。色は濃い茶色で、独特の風味があります。
用途: 和菓子や煮物、ドリンクに使われることが多いです。コクのある甘さが特徴で、健康志向の方にも人気です。

4. きび砂糖
特徴: サトウキビから作られた砂糖で、精製度が低く、ミネラルが残っています。色は薄い茶色で、サトウキビ本来の風味が感じられるため、優しい味わいを楽しめます。
用途: お菓子や料理に使われ、特に和食に合う甘さが特徴です。自然な甘さを求める方に好まれます。

5. 三温糖(さんおんとう)
特徴: 白砂糖やグラニュー糖などを繰り返し精製した後の液を結晶させて作られます。カラメルのようなコクがあります。
用途: 風味がしっかりしているため、煮物や濃厚な味付けの料理に適しています。

…ざっと近所のスーパーで探しただけでもこれだけありました。
上白糖やグラニュー糖は、あまり料理をしない自分でも知っていますが、
きび砂糖と三温糖は、薄い茶色なのに味わいにそれほど違いがあるとは知りませんでした!

春めいて来たと思ったらまた寒さが戻って来たり、寒暖の差に悲鳴をあげている身体のために、
今日は甘~いお汁粉で癒されようかなぁ?
と考えた3月10日でした。
みなさんもよい1日を!